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埼玉県秩父市の庭 作庭後3年 和風の庭・雑木の庭づくり撮影

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こんにちは。

幹制作所 代表の井村幹仁です。

 

今回のご紹介は埼玉県秩父市で作庭させていただいた和風の庭・雑木の庭です。

作庭後3年経つこのお庭は、玄関前は和風の庭づくり・中庭は雑木の庭づくりとなっております。

 

宮大工さんが建てられたこの建築。とにかく立派です!!

秩父市は木工所がとても多くあり、今でも木造建築が主流です。街の雰囲気もかっこいいんです。

そんな和風建築に作るお庭。建築を引き立てるためにも庭にパンチがないといけません。

全体的な構成は玄関前の庭は和の庭、中庭は雑木の庭づくりにしました。

その理由をちょこっとご説明します。

和風の庭づくりと言っても松の仕立物があるようなこてこての造りではありません。

使う植物は雑木の木々です。

なぜなら。。。

住宅に入る入口、すなわち表札のかかる門扉を山門と考えます。

 

つまり山の入り口が門扉なわけです。門扉をくぐると針葉樹が中心となる構成です。野木のアカマツ、サワラなど常緑針葉樹が多く入っています。登山をする方ならわかると思いますが、山の入り口や出だしは針葉樹が多く薄暗いのです。住宅ですのでそこまで薄暗くはできませんが、その雰囲気を出しています。もちろん理由があります。

 

 

針葉樹の間にはコナラであったり、モミジが植栽されています。まさに山の風情。脇には目線と導線を誘導する曲線の光悦寺垣があり、アイストップには阿弥陀垣が配置され和の雰囲気を演出しています。

さて、先ほど言った暗くする理由。それには三つ理由があります。

一つ。針葉樹を多く使うことで幽玄さ、奥深さ、落ち着きを出しています。

一つ。ここが一番重要で、中庭の雑木の庭との繋がり、ストーリーを重視しています。実はこの住宅、玄関を開けると目の前がガラス張りになっています。そこからは中庭の雑木の庭が一望できるのです。

 

どういうことかというと、門扉を開けてほのかに薄暗い落ち着きのある庭を通り玄関に到達します。ここからが重要です!玄関を開けると。。。

パーッと明るく開けた世界、落葉樹で構成された雑木の庭づくりが出現するのです。

つまり、ほのかに薄暗い山道の入り口を歩き森を抜けると、次の瞬間、開けた高原が出現するのです!!

これが一番重要なストーリーです。この世界観を感じた方々からは多くの称賛を頂きました(^^♪

 

またこの窓は一枚の「絵画」としても意識しております。しかも四季折々に変化する絵画です。

春の新緑、山野草の花、夏の深緑、夏の草花、秋の紅葉、冬の木立。もっと様々な変化が起こります。

常に成長し変化する庭づくり。庭は生き物です。年々もっともっと良くなります!山野草もどんどん増えてきました!これらの山野草も自然の一部を切り取って構成していあます。組み合わせも自然の調和となっています(^^♪

 

実はこの撮影日。若い庭師さんから是非見させてほしい!!と声をかけていただきました。とても嬉しかったです(^^♪

私も微力ながらできる限り若い庭師さんに還元していきたい。この青年のように声をかけてきてくれれば誠意込めて応えていきたい。

これからもお声かけていただければ全力で応えていきます。遠慮なくお声掛けくださいね!

 

以上、埼玉県秩父市の庭 作庭後3年 和風の庭・雑木の庭づくり撮影 でした。

 

ではまた次回♪

 

引き続きスタッフ募集中です!