お知らせ

小屋のある庭づくり 冬の景色 紅葉から落ち葉へ 

作業の裏側

こんにちは。

幹制作所 代表の井村幹仁です。

 

秋から冬へ。

紅葉から落ち葉へ。

庭木も街中の街路樹も葉が沢山散り始めています。

風が吹けば色づいた葉がひらひらと舞う素晴らしい季節です。

 

しかし落ち葉は人によっては問題を生じることがあります。道路に落ちた葉は片付けなければなりません。お隣さんにご迷惑をかけるかもしれない。幹線道路沿いなどは排水溝が詰まってしまうかもしれない。そんな様々な問題が生じているのが現実です。

私はこの問題を何とかしたいと常々考えています。

 

色づいた葉は誰もが素晴らしいと言葉にします。しかしいったん落ち葉となって地面に落ちた瞬間に「ゴミ」と言われる。これとても悲しいです。

この落ち葉は人間が作ったプラスチックとは違い自然に戻ります。落ちた葉が再び樹木の栄養に返るのです。土をほぐし、樹木に栄養を与え、樹木が成長することにより二酸化炭素を吸収し人間に必要な酸素を作る。樹木が健全であればその供給量が増えるということ。

ちょっと回りくどかったですが、要するに捨てるのはもったいない!!ということを言いたかったんです。笑

 

例えば地域のコミュニティで落ち葉掃きをしたその落ち葉。袋に詰めて捨てますが、実はほしい方は沢山います。私を含めて。

庭づくりに落ち葉は宝物になります。庭づくりに欠かせない最初の工程、土壌づくり。この土壌づくりの時にその落ち葉を鋤き込むことにより微生物を呼び、ミミズなどの小動物を呼び、それらが動くことで出来た孔隙(穴のこと)に水とともに酸素が流れ、樹木の根が走り、健全に樹木が育ちます。樹木が健全であれば虫も寄せずらくなり、剪定にも負けません。

 

落ち葉は宝物。

私の場合、落ち葉はなるべく集めて庭にまきます。

写真の場合、芝生の部分は落ち葉を取り除き、土の部分にまきます。

土の部分には山野草が春の目覚めを待っています。

霜除けにもなり、土をふかふかにする作用もあり、一石二鳥、いや一石何鳥にもなるんです。

 

 

想像してみてください!

落ち葉のない寒々しい小屋の景色よりも、落ち葉がたまっている小屋の景色の方が温かみがあるでしょう??

 

また面白いのが子供はこの落ち葉で沢山の遊びを思いつきます。葉の上を歩いて音を楽しんだり、くしゃくしゃの葉を集めては石鹸だと言ったりと(^^♪

 

幹制作所では雑木の庭を中心に作庭しております。

雑木の庭を作庭させていただいたお客様にはなるべく落ち葉は捨てずに庭にまいて下さいと伝えております。

 

先日、町田市で作庭せていただいた雑木の庭のお客様宅では落ち葉が敷かれていてまるで山に来たかのような、キャンプ場に来たかのような雰囲気になっていて感動しました!そこはドッグランにもなっていますので、ワンちゃんたちも喜んで落ち葉の上を走り回っていたそうです(^^♪嬉しい限りです!!

 

これからも落ち葉の大切さ、素晴らしさをお伝えしながら庭づくりを、環境問題を、生活すべてをより良くしていきたいと思います!

 

以上、小屋のある庭づくり 冬の景色 紅葉から落ち葉へ でした。

 

ではまた次回♪