里山的な雑木の庭づくり その在り方・剪定管理
こんにちは。
幹制作所 代表の井村幹仁です。
幹制作所は庭づくり・空間デザインを手掛ける会社です。その中でも最も得意とする庭づくりは「雑木の庭」というスタイル・デザインです。
一言で言うと「雑木の庭」とは自然の風景を取り入れた、四季を感じる庭づくりです。
その中で意識している景色とは「里山の風景」
里山の風景とは人と自然とが共存している世界。現代で分かり易く言えばキャンプ場、中でもグランピングにあたると思います。
自宅という住みやすい空間がありつつ、外(庭)でBBQなどで遊べるスタイルだからです。
本当の自然とはとても恐ろしいものです。とても遊べるところではありません。ここで遊ぶことをサバイバルと呼ぶでしょう。
つまり私たちが想像する自然とは整備されたキャンプ場、登山道や岩山。都合の良い自然というわけですね。
この都合の良い自然こそが里山に繋がるわけです。
石油のない時代の人々は、藪を刈り、獣を捕獲し、コナラなどの雑木を切って薪を作り怖い自然を管理してきたのです。
産業革命などにより、石油の需要が広まり薪を作る必要性が消失し、里山は消えていくわけです。しかし本来は「消える」訳ではなく、従来の怖い自然に「戻る」という言葉が正しいのです。
近年のキャンプブームは心地よい都合の良い自然の中で遊べるからだと私は考えます。
それは人々の本能、心の中に里山で生きてきた日本人古来の意識があるからだと。
自宅に里山を作る。
これこそが幹制作所が手掛ける庭づくり・「雑木の庭」なのです。
自然が好きと言っても人によって多少の違いがあります。山道のようなものが好きだったり、高原のようなものだったり、又は小川が流れる景色だったりと。
その希望を叶えるのが私たち造園家でりデザイナーであるわけです。
幹制作所では庭づくりにおける設計・デザイン・施工・剪定管理まで全て自社で行っていますので、庭づくり完成後もお施主様は安心して過ごしていただけます。
写真は剪定後・剪定前です。
写真では伝わりにくいのですが、木漏れ日がさす気持ちの良い空間になりました。
この様に里山的景色を維持していくには剪定管理は必要不可欠です。
雑木の庭の剪定管理は従来の剪定方法とは少し違い、「成長を遅らせる」「枝葉が風に揺れる」ことが望ましいのです。
難し話になってしまいますが、樹木は光合成などによりエネルギーを蓄えます。その光合成の量を減らすことにより成長を遅らせるのです。
またただ切ればよいのではなく、雑木の庭ならではの心地よい空間でなければなりません。風を感じ、木漏れ日を楽しむ。風が吹いても枝葉が揺れない剪定は里山的景色には不向きです。
天気が良いは庭に出たい!自然とそう思わせることが私たち庭師の技ということですね(^^♪
剪定により風が抜ける空間・光が差し込む空間が出来上がります。
庭づくりの醍醐味は庭を育てること。
子供の成長と同じく庭もまた成長します。手をかけ愛情をかければ応えてくれる。自分だけの庭を作ることが可能です。
私は皆さまの庭づくりを常にサポートしていきます♪
ご相談等ございましたらいつでもお問い合わせくださいね。
街中を緑に包まれる「里山」にすることが私の目標でもあります。
一緒に里山を作っていきましょう(^^♪
以上、里山的 雑木の庭づくりについてでした。
ではまた次回♪