庭づくり 茶庭工事における京都仕入れ旅
作業の裏側
こんにちは。
作庭家の井村幹仁です。
来月から始まる茶庭工事。
そこに使用する石材を仕入れるために2泊2日(一泊は車中泊)強攻で京都まで行ってきました。
とにかく時間がないので無駄な時間を作らぬようにあちこち動き回りました。
伺ったのは
本鞍馬石のゴロタ石を入荷するために山藤商店さんに。ここでは茶室と茶庭をつなぐ差石と飛石を選んできました。
茶庭の犬走の三和土(タタキと読みます)を作るために尾崎色土製造所さんに。深草砂利を入荷してきました。
ここで三和土の説明を。
何故「三和土」という当て字を使われているにか。
これは古来の製法、まだセメントがない時代に 「土(各産地で産出される真砂土)と石灰(貝殻を潰してまぜた)とにがり汁(豆腐に使われるあのにがり)」の3種類を混ぜて叩いて固めたことからこの当て字があてはめられたそうです。
過去の本には海藻を煮出しての「ノリ」の成分をつなぎとして混ぜたとも書いてあります。
茶庭では垣根の柱などに使う京名栗の木材を入荷するために原田銘木店さんに。ここでは栗を特殊な刃物で削り出したナグリ材やヒノキの錆丸太、磨き丸太を入荷いたしました。
ここで長い長い1日の終了です。
前日夜21時に神奈川県相模原市を出発し、途中渋滞に巻き込まれながら京都市鞍馬の採掘場についたのが朝7時。
そこから夕方18時過ぎまでノンストップ。(笑)
さすがに疲れましたね((+_+))
でも本当に良いものを見て感じてこの上なく幸せです!
次回は2日目の仕入れについてご紹介したいと思います♪
茶庭や庭づくりを考えている方の参考になるように頑張ります♪