自然に囲まれた茶庭・市中の山居~露地~
作業の裏側
こんにちは。
作庭家の井村幹仁です。
先日ちょうど一年前に作庭させていただいた軽井沢の茶庭のメンテナンスに伺いました!
やはり軽井沢は良いところですね~(^^♪
竜安寺垣根も色が晒色になりとても良い雰囲気になってました!
今回は紅白のウメの入れ替えです。
茶庭を作る前から植えてあった梅が枯れてしまったための植え替えです。
茶事は床に花を生けるために茶庭には花の咲くものを嫌う節があります。教科書などにはよく書いてあるものです。
しかしお茶ははそもそも数寄者たるものが良しとされている。
そこには常識にとらわれない考え、つまり自分自身が居心地よくお茶を点てられる空間が求められてくると思います。
基本はとても大事です。その基本を元に茶事を催すことを前提に茶庭は出来上がります。その基本に亭主の個性がプラスされる。この個性が「好み」というものです。利休好みは典型的な例ですね。
何が言いたいかというと、「人に褒められようとする庭ではなく、自分自身が有意義にお茶を振舞える空間」こそが本当の自分だけのお庭ではないでしょうか。ということ。 道具の組み合わせもまた同じ。その人の感性が出るわけです。
まさにここでは軽井沢ならでは、お施主様ならではの空間になっております。私も大変勉強になりました!
梅の枝の流れが出てよい雰囲気になりました
ここに来させていただくと何だか穏やかな気持ちになりますね(^^♪
まさに市中の山居!
時間の経過とともに更に良い雰囲気になることでしょう♪
ではまた次回♪