学びの時間 ~なげ入れ~
作業の裏側
こんにちは。
作庭家の井村幹仁です。
幹制作所の学びの時間です。
私は月に一度ずつですが、茶道とお花「なげ入れ」を習っています。
今回はこの「なげ入れ」をご紹介したいと思います。
なげ入れという花の入れ方は流派の活け花と異なり、決まりが少ない入れ方です。その分花のそのものの力、美しさに任せることが肝心と教わりました。
これは私が作る「雑木の庭」・「雑木と山野草の庭」にとても通じる部分で、森の中にひっそりと佇む山野草を表現するのにとても重要な学びです。
器に美術品を使えることもまた勉強です。花の姿を選び、器を選ぶ。
ご覧のように、器は壺である必要はありません!!
このように器も花も自由なのです。ここがとても楽しい(^^♪
しかしコンセプトはしっかりとあります。
サンキライ・ナルコユリは山で自生するもの。そこに器を山で使用していた民具を合わせる。
ここにお互いの「山」という同調性があり、お互いが引き立て合うのです。
庭づくりも同じです。
コンセプトをしっかり持ってストーリー作る。そこで固定概念にとらわれることなく、自分の良いと思うものをお客様に提供する。そこで重要なのが、お客様の想像を超える作品を提供し、自然とこぼれる笑顔を見る。
これが私の望みです(^^♪
だから私は楽しく学び続けられるのです♪